この前、マンションのオーナー様から連絡がありキッチンのステンレスのサビを落として欲しいという依頼がきました。電話で僕は『こすったらつやがなくなるけどサビは取れるよ』と伝えたんです。そしたらこすらずに、傷もつかないようにサビを落としたいと言われたんです。こういう依頼なら気合い入りますよね笑
こすらずに汚れやサビを取るのは簡単な作業ではありません。どうやって取るかというと?洗剤や薬品が必要になってきます。今までになどかブログに書いてきましたが、洗剤や薬品の知識を知ることは掃除屋さんになるために必要不可欠なポイントになります。
今回はそんな基本になるような洗剤の使い方をお伝えしていきたいと思います。お掃除屋さんになりたい人もそうでない方も知っていると本当に役に立つと思いますで参考にしてみてください。
ステンレスのサビの落とし方①できる原因を知る!
詳しい方はまず疑問に思いませんか?ステンレスが錆びることがあるの?例えば シンク、包丁、フライパン、主に台所関連製品に多くみられますね。でも長いこと使っていると錆びていくんです。もちろん他の金属製品比べるとサビにくいのは間違いではないです。
ステンレスの特性なんかもここで知って帰ってもらいたいです。まず、ステンレスは何でできているでしょうか?鉄にクロムとかニッケルとかを添加したものです。『SUS』といえば、ピンと来る人もいますね。簡単に説明すると鉄にクロムとかニッケルを混ぜて鉄を強くしてるということです。一般的にわかりやすい言葉だとステンレス銅(銅)ですね!!
ステンレス銅は鉄と混ぜるクロムの両を10.5%以上にして空気中の酸素とふれて酸化被膜で覆われます。酸化皮膜とは金属表面にできるサビのことです。
わかりにくいですよね!簡単にいうとステンレスは合金だから混ざっている鉄の部分が酸素と触れて錆ができるというシステムですね。だから、ステンレスでも雑多位に錆びないことはないんです。時間が経てば必ず錆びは出てきます。
スレンレスのサビの落とし方②種類を知る!
サビの種類はいくつかに分かれます。大きく分けると赤サビと、黒サビの2種類ですが。稀に白サビとか緑カビもありますね。実は全部のサビの化学式にはFeが入っていることも特徴かな!
赤サビ
赤サビは空気中の酸素が原因で金属の表面に作られる。赤色よりも赤茶色のイメージが強い!水に溶けやすく、脆いサビが特徴的。サビの進行が早い!
黒サビ
黒サビは赤サビと一緒で鉄にくっつくけれど、赤サビと違うのは固くて強いとこです。だから鉄を守る力があるということです。でも綺麗なものではないから掃除が必要になります。
白サビ
これは今まで話してきた鉄に着くサビではないために簡単に説明します。メッキ材に着くサビでよく雨露とかが乾燥していなくてできることが多いです。寝室の窓によくできていますね!
緑サビ
青サビとも言われます。このサビは鉄でもメッキ材でもなく銅が酸化することで出来るさびです。
ステンレスのサビの落とし方③性質を知ろう!
ステンレスの種類はめちゃくちゃ多いです。性質も違うものがいっぱいありますね!数でいうと200種類を超えると言われます。
大きく分けると3つに分かれます。マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系です。
主に使われるステンレスは、SUS410 . SUS430 . SUS304 . SUSXM7が一般的なものかな!
これをわかりやすいうと、ネジがわかりやすですね。ドリルビスとか固くないとダメなものはSUS410ですね!
ボルトとかそんなに固くなくていいやつはSUSXM7とかSUS304とかになります。ステンレスは個性が強いです!癖が強いんじゃ!ですね。なんでこんな話をしたかというと ものによったらステンレスの掃除をするときに洗剤をしっかり使わずにこすると傷になるということを伝えたかったんです。
だから 性質によって掃除の仕方が変わるということも知っておいてください。
ステンレスのサビの落とし方④効く洗剤を知ろう!
色々あるんですが、面白いものから本格的なやつまで書いてみますので試してみてください。
まずは歯磨き粉です!え!?って思う人もいると思いますが、できたてのサビならこれで十分ですから。作業は簡単歯磨き粉をサビの部分につけて歯ブラシで歯を磨くようにステンレスを磨いてください。あとは水で流すだけ。
次はレモン!イメージするだけで唾が出てきますね!家にある塩をサビの部分にサビが隠れるまで上に乗せます。その上からレモンを絞ります。なんか居酒屋で唐揚げ食べてるみたいですね。3時間ほど放置して拭き取ります。金属を傷つけずに綺麗にできますね。
安心安全に次は重曹!重曹を水でといて粘り気を出します。そうしたらそのおもちみたいな重曹をサビの上において30分ほどおいて拭き取ってください。サビの感じによって水の量は少なくしても大丈夫です。
次はしっかりと落とすために必要です。塩酸です。非常にきつい洗剤なので気をつけてください。サンポールでも構いませんが今回は塩酸でいきます。塩酸を水で薄めます。ツンとする匂いがましになるくらいがちょうどいいですね。その薄めたものをサビにぬっていきます。10分程度時間をあけたら拭き取ってください。今までのものよりもしっかりとサビが落ちます。そして 金属やステンレスそのものを傷つけることがないのですごく綺麗に仕上がります。
まとめ
サビは色々な場所で気になります。その多くはステンレス素材の部分や鉄素材の場所です。しかしこのサビをどうやったら綺麗に落とすことができるのか?知らない人が多いことを知りました。今回のこのブログを通じてたくさんの人が家の中にあるサビを綺麗にしたくなるようなブログにできればと考えてますのでぜひ参考にしてください。
まずは掃除をする前にステンレスとは?からのスタートが大事だと思います。なぜならステンレスなのにサビができるなんて知らなかった!っていう方がいたからです。じゃなぜ?ステンレスなのに錆びるの?ステンレスは合金だから鉄が含まれているんですね。だからその鉄が原因で錆びるんです。その鉄が酸素に触れ水に濡れ、サビができます。この流れを知ってください。
次にサビって何?ですよね!先ほど言いましたが鉄の部分が酸素に触れたり水に濡れたりすることが理由でした。だから、そびを予防するならどうしたらいいか?水に濡れたらすぐに乾かす!でも酸素に触れるのは防ぎようがないから定期的にサビの掃除が必要なです。
サビはこすったら綺麗になります。表面の部分だけならそれでも構わないんですよ。そして素材自体が傷ついてもいいなら構わないですよね。でも素材は綺麗なままでそしてサビが消えてくれてピカピカになるのが一番の理想です。そのためにサビに効く洗剤をお伝えします。
基本になるのは酸性系の洗剤が理想です。サンポールが代表的なんじゃないでしょうか?でも使ってもらえるなら一番綺麗になるのは塩酸です。正直 危険な洗剤ですので使うことにリスクはあります。しかし使い方を覚えて作業を行えばこれが一番綺麗にサビを取ることができるんですね。でもできるだけ安全な洗剤を使いたい!そんな方にもしっかりとお伝えいていきます。
塩酸は水で薄めますがサビの状況で濃度は変わります。そのままだと鼻が取れそうなほど刺激臭がします。薄め方は塩酸濃度によりますが10%なら10倍、30%なら30倍が適度かと思います。しかしさっきも言ったけどあくまでも目安なのでサビの状況で変わります。その薄めた塩酸をサビに塗って30分ほど置いてふき取ると綺麗にサビがなくなります。
それ以外にも上記に書いてますが、重曹を使うやり方や、レモンを使うやり方、他の方法が知りたい方は上の方の記事に戻って読んでみてください!
最後に注意点!洗剤を使うときは洗剤の強い弱い関係なく必ずゴム手袋をつけて行ってください。