キッチンの大掃除!2時間で終わらせる方法!!

1年365日、キッチンは毎日使う場所ですよね。それゆえに家の中でも特に汚れやすく、汚れが溜まりやすくなっています。毎日使う場所だからこそ、たまには大掃除をしてきれいにしたいけれど、全部をピカピカにするにはかなり時間がかかりそう…。そうお思いの方もいるでしょう。しかし、汚れの種類や程度をきちんと確認しながら掃除をすれば、大幅に時間短縮することも可能なんです!今回は、キッチンの大掃除を清潔に、かつ効率良く仕上げる方法を提案します。

キッチンの大掃除で1番時間がかかる場所は?

・掃除する場所を区分けする

一口にキッチンと言っても、換気扇、コンロ(ガス、電気 魚焼きグリル)、洗い場シンク(水栓、排水口等)、収納棚、壁面といういくつものゾーンで成り立っている場所です。これらをまず区分けして、その場所の汚れの種類や程度に合ったお掃除をしましょう。
一番時間がかかるのはめったにお掃除をすることがなく、油汚れのひどい換気扇周りかと思われますので、時間がかかりそうだからと後回しにせず、そこから手をつけていくことも時間短縮のポイントです。

・区分けした場所の汚れの種類を知ろう

キッチンの汚れは換気扇、コンロ周りの油汚れや焦げ付き、シンクの水垢やカビ、サビ。収納棚や壁面のホコリなどに分けられます。汚れの種類によって使う掃除道具や洗剤が違いますので、区分けをする時に汚れの種類も確認しておきましょう。

キッチンの大掃除は手順と段取りが大切

・汚れにあった洗剤選び

食品の汁や調味料が垂れた汚れや、軽い油汚れなどはこまめに水拭きをすれば落ちますが、こびりついて水拭きでは落ちない汚れにはその種類に合った洗剤を使うと手早くきれいに落とすことができます。洗剤を使っているのにあまりきれいにならない場合は、汚れの種類に合わない洗剤を使っていることも…。汚れの種類とそれに合った洗剤を選ぶことも時間短縮のポイントです。
油汚れなどの酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤・水垢などのアルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使うと中和されて落としやすくなります。シンクのカビや排水溝のぬめりにはカビ取り用の洗剤やハイターなどの塩素系洗剤を使いましょう。

・外してつけ置きできるものはつけ置きする

汚れのひどいものはつけ置きしておくと汚れが落ちやすくなりますし、つけ置きしている間に他の場所のお掃除ができるので時間短縮にもなります。換気扇・五徳・魚焼きグリルなどは部品を外し、シンクにお湯を張ってアルカリ性洗剤を混ぜてつけ置きしましょう。油は冷えると固まってしまうので、油汚れのひどいものは必ずお湯につけるように。
ぬめりのひどい排水カゴはバケツや桶に入れて、ハイターなどの塩素系洗剤と水を入れてつけ置きしましょう。塩素系洗剤はお湯と混ざると効果がなくなってしまうので、こちらは必ず水を使用するように。また、有毒ガスが発生するのを防ぐため、絶対に酸性の洗剤と混ざらないように気を付けてください。

・掃除の基本は上から下、奥から手前の順番で箇所事に掃除する

お掃除の基本は高いところから低いところに向かってお掃除すること。順番を逆にすると、せっかくきれいになった場所がホコリを被ったりして二度手間になってしまいます。また、奥から手前の順番にお掃除をすることで、きれいに掃除したところにもう一度掃除用具が触れたり、足で踏んだりすることなくお掃除を終えることができます。具体的には上部収納棚→換気扇→壁面→コンロ→シンク→下部収納棚→つけ置きした洗い物という順番でお掃除するのがおススメ。
シンクの仕上げは一番最後に行いましょう。つけ置きをしている間にサビを落としたり、ざっと汚れを落としておいて、つけ置きしているものを洗い流してから最後に磨き上げるのが良いでしょう。水滴を残さぬようきれいに拭きあげておくと水垢がつきにくく、きれいな状態を保つことができます。シンクの拭き上げは普段から洗い物の後などにする習慣をつけておきましょう。

キッチンの大掃除時間短縮のポイント!

・つけ置きは洗剤の濃度と時間を汚れによって調整する

各洗剤のラベルに汚れによっての濃度やつけ置き時間が書いてあるので、それに従ってつけ置きするのがベストです。つけ置きの効果を期待してあまり長時間つけすぎると、洗剤を混ぜたお湯の温度が下がってはがれた汚れが再び付着してしまうことも。まだお湯があたたかいうちに、浮き上がった汚れを落としましょう。
また、洗剤の濃度が高すぎてもシンクを傷めたりすすぎきれずに後にべたつきが残ったりすることがあるので、洗剤の使い方をよく読んでからつけ置きをすることをおススメします。

・使う道具によって大幅に時間短縮できる

ブラシ・ケレン・三枚刃・マジックスポンジ(激落ち君)・割りばし・古い歯ブラシ…これらの掃除道具を使い分けると、大幅に時間短縮できます。換気扇やコンロ、五徳などの油汚れや焦げ付きは樹脂のように固まっていることが多いので、つけ置きをした後ブラシやケレン、三枚刃といったプロのお掃除屋さんが使っているヘラのような道具を使ってこそげ落とすと手早く落とすことができます。
激落ちくんを始めとする、洗剤を必要としなくても水で汚れを落とせるマジックスポンジも、キッチンのお掃除には大活躍します。マジックスポンジはメラミンフォームという材質でできています。メラミンフォームは密度が高く細かい網状をしていて、その網目が汚れを削って落とします。コンロ周辺に飛び散った油汚れや魚焼きグリルの焦げ付き、オーブンレンジ内の焦げ付き汚れなどはこのスポンジでこするだけで手早くきれいに落ちます。シンクの水垢も落とすことができますが、傷が付きやすいので傷が付くと目立つ場所には注意して使いましょう。
どこのご家庭にもある、割りばしもキッチンのお掃除には欠かせないアイテムです。洗剤をしみこませた布を割りばしに巻いて細かい部分を掃除したり、割りばしの半分をヘラのように削って換気扇のファンの間に詰まった油汚れを掻きだすこともできます。毛先を短くカットした古い歯ブラシも、コンロや五徳を磨くのに便利です。

・棚の中の整理と掃除は別、一緒にするのは効率が悪い

キッチンの棚はあまり汚れていないように思われがちですが、キッチンは油や水を頻繁に使うため、キッチンの棚を開け閉めするたびに空気中に浮遊する汚れが入りこんでかなり汚れていることも。中の物を全て出してホコリを取り、水拭きをして汚れを拭き取りましょう。汚れがひどい場合は中性洗剤を使い、仕上げに乾拭きをしてしっかり乾燥させるとカビも防げます。
普段棚の中を整理せずにいると、いざ大掃除をしようと中の物を出す時に手間取って時間のロスに繋がります。普段から棚の中はきちんと整理しておくと中の物が取り出しやすく、掃除もしやすいでしょう。

・日頃から手の届くところや簡単にできるところは汚れたらすぐに掃除する(重要)

キッチンの大掃除を短時間で終わらせるためには、日頃からこまめにキッチンのお掃除をして汚れをため込まないことがとても重要です。コンロは使ったら油跳ねをすぐに拭き取るようにしておくと汚れがこびりつくことがなく、大掃除をする際に油汚れをこそげ落とす手間を省けます。キッチン周りのタイルや壁も、油が跳ねていることがありますのでこまめに拭いておきましょう。
シンクは使った後水滴を乾いた布で拭き取り、、排水カゴは時々ハイターをかけて置いておくだけでカビやぬめりを防いできれいな状態を保てます。
またキッチン周りを整理整頓しておくのも大掃除の時に時間を短縮するポイントになります。物をどけて拭き掃除をしたり、つけ置きのために外した部品を置くスペースを確保しやすくなります。

まとめ

キッチンの大掃除は面倒で時間がかかるものだと思っていた方も多いと思いますが、掃除の順番や汚れの種類に合った洗剤、使いやすい道具を把握しておくだけで2時間あれば終わらせることができます!また日頃から手の届くところをお掃除しておくと、大掃除の時にいつもはあまりお掃除しないところに時間をかけられるのでより時間短縮に繋がります。
日々の生活で汚れが溜まりやすいキッチンという場所だからこそ、まめにお掃除をして清潔にしておきましょう。