掃除の仕方がわからない!そんな人も大丈夫!すぐにできる掃除の基本 

部屋をきれいにしたいけれど、いざ掃除を始めようと思っても「どこから手を付けていいか分からない」という方は案外多いのではないでしょうか?
今回は、すぐにでも始められる掃除のやり方の基本をお伝えします。
コツをつかんで、効果的に効率良くお掃除しましょう!

1.掃除の基本。まずはここから始めよう!

・掃除する場所をリストアップする

一度に家中丸ごとキレイにしようとしてはいけません。効率良く行うためには、計画を立てることが大切です。掃除を始める前に家の中を見渡して、ここは掃除をしたい!という場所をリストアップしてみましょう。

まずは、キッチンまわり、リビング、子ども部屋、バスルーム、洗面所、トイレ、玄関、外回りなど、エリアごとに掃除したい所をピックアップしていきます。そうしたら、次にもう少し細かく見ていきます。例えばリビングの場合、照明、網戸や窓、カーテン、収納棚の中、家具の上や隙間など、多くの場所が浮かんできますね。また、子ども部屋は子どもといっしょに掃除したい場所を探してみるのも良いと思います。

頭の中で組み立てるだけでなく具体的に書いてリストアップすることで、全体像や優先順位が見えやすくなり、掃除の計画が立てやすくなります。

・いらいないものを捨てよう

次は、いらない物を処分しましょう。でも、捨てると言っても、迷ってしまったりして難しいこともありますよね。そんな時のために、捨てるコツをお伝えしますので参考にみてください。

・捨てる基準を決める
その季節に1度も着なかった服や小物は、いつか使うかもしれないと取って置いても、実は時間が経てば経つほど使わなくなっていく事が圧倒的に多いのです。衣替え時期などに見直してみるのがオススメです。また、「1着買ったら1着処分する」などと決めると、物を増やさない習慣にもつながっていきます。 

・必要か不要かで判断する
勿体ないと思うとなかなか捨てられないので、「自分にとって必要か、不必要か」だけを考えてください。あまり深く考えずに、直感的に判断して勢いに乗ってしまいましょう。 

・残す手段や方法も考える
とはいえ、使わないのに捨てられない物もありますよね。そんなときは、違う形で手元に残せる方法も考えてみましょう。工夫すれば残しやすく、保管しやすくなる場合もあります。

→思い出の品は写真やデータで残す
家族の思い出の品や、子どもが幼稚園や学校から持ち帰ってくる作品等、全部を保管しておくと大変な事になってしまいます。写真に撮ってアルバムにして保管しておくと鮮明に残せます。 
→中身のみ移し替える
DVDやCD等はたくさん持っていると、かなりの収納スペースを要しますよね。必要なディスクだけを、ファイルにまとめ、ケースは思い切って処分してみましょう。かなりコンパクトになるので場所を取らなくなります。
→どうしても迷ったときは「一旦保留」する
必要か不必要かを決断できないときは一旦保留。日を改めて考えるくらいの気楽さでやっていきましょう。しかし、保留ばかりでは片付かないので、判断の期限を決めましょう。 
 
・「捨てる」だけにこだわらない
思い出の品や、高価だった物などは、たとえ使わなくても捨てにくいですよね。そんなときは、捨てる以外に手放せる方法を考えてみましょう。
→リサイクルショップに売る
着ない服や使わない雑貨、食器、小物、本類など、リサイクルショップでは、色々な物を買い取って貰えます。また、捨てるのに困る家具や電化製品なども引き取って貰うと助かります。金額は安くとも、お金を出して粗大ゴミとして出すよりずっと得した気分です。また、フリーマーケットやネットフリマは手間はかかりますが、リサイクルショップに売るよりは金額が高く売れることがあるので、活用するのも手です。
→必要としている人に譲る
思い入れのある物は、捨てるのも売るのもさみしいものです。そんな時は、家族や友人など、大事に使ってくれそうな人や必要としている人に譲るのがおすすめです。 
→リメイクして使う
見方を変えて、新しい物として生まれ変わらせるのもひとつの方法です。たとえば、思い入れがあるのに着れなくなってしまった子供服の生地を使って、小さなポーチや、シュシュなどを作ればまた使うことが出来ますよね。

・掃除のゴールを決める

掃除をする時は「どこまでやるか」という「ゴール」を決めることが大事です。
毎日家族が生活するお家はどうしても物が増え、ゴミや汚れがたまります。いざ掃除を始めたものの、延々と終わらず、嫌になって諦めてしまった経験がある人も多いと思います。
それは漠然と「すべてを完璧にキレイにしたい」考えているからだと思います。頑張りすぎずに掃除をするためのゴール設定をするのには次の2つを考えてみてください。

・ゴールの「状態」を決める
「目に見えるゴミやほこりがなくなればOK」「この部分の汚れが落ちれば終わり」とどんな「状態」になればゴールかを決めます。

・ゴールの「範囲」を決める
「今日はリビングだけ掃除する」「押し入れは明日掃除する」など、掃除する範囲を決めます。狭い範囲に限定すれば延々と掃除することもなく、終わらせられなかったというストレスも感じずにすみます。

2.効率的な掃除コツは?

・汚れをそのまま放置しない

ゴミがあまり出ないからといって溜めてしまったり、それほど汚れていないからと思って掃除を後回しにしてしまったりしていると、ゴミや汚れはどんどん溜まっていってしまいます。

汚れが溜まってから掃除するとキレイにするのが大変です。そうなると、面倒になってしまい、また掃除をしない…汚れがもっと溜まっていく…といった恐ろしい悪循環に陥りがちです。

実は、掃除は毎日少しずつやれば、そこにかかる労力は最小限で済むのです。キレイな部屋を維持するには、一度の大掃除よりも、毎日のちょっとした掃除の積み重ねが大切なのです。

「これを使い終わったら掃除する・片付ける」という「汚れたらすぐに拭く」、などといった具合に、掃除までをセットにしてクセにしてしまえるのが理想的です。

・「ながら」「ついで」のちょこっと掃除で汚れを溜めない

忙しい毎日の中で、あえて時間を作って掃除をするのはなかなか大変なものですよね。
でも、毎日少しずつでも何かの「ついで」や「ながら」掃除することで、なるべく汚さずにキレイな状態を保つことができます。

例えば、朝起きてトイレに行ったついでに簡単にトイレ掃除をする習慣を付けるだけでも、こびりつき汚れなどが防げて、キレイを保つことが出来ます。また、顔を洗ったら、鏡や洗面台にはねた水しぶきを拭き取るのも良いでしょう。
朝ごはんを食べて、片付けついでにシンクの蛇口も軽く磨く。その他にも、ちょっと一息つきたいときはテレビを見ながらササッと周囲のホコリ取り。夕飯の片付けの時にガスコンロまわりを軽く拭いておく。お風呂が済んだらそのまま簡単に浴槽の汚れを落とす。

など、なにかのついでにやってしまえば、あえて掃除の時間を作らなくてもキレイを保つことができるのです。あとは毎日掃除する場所と、時間のある時に本格的に掃除する場所を決めておくだけで良いのです。

3.これさえあれば大丈夫!な掃除道具は?

・家庭にある掃除道具を活用しよう

① 雑巾
掃除の基本である拭き掃除に必要なのが「雑巾」。水拭きすればたいていの汚れはキレイになります。買わなくても、着なくなった服などの端切れを使うこともできます。

② スポンジ
水回りの掃除に活躍する「スポンジ」。水分を含ませてこするだけでも軽い汚れは落とせます。浴室、浴槽、洗面台など、水回りの平らで広い面を掃除するときに便利です。

③ ブラシ
スキマなどに入り込んだ汚れをかき出してくれるのが「ブラシ」。雑巾やスポンジでは届きにくい細かな場所に効果的です。使わなくなった歯ブラシを使うのも手です。

④ 掃除機
床のチリやゴミ、ホコリを効率よく取るのに便利なのが「掃除機」。たいてい付属しているノズルを変えれば細かな場所のゴミも一掃できます。また、カーペットやソファなどの布製品の汚れも吸い出してくれます。

⑤ ハンディモップ
高い場所や、凹凸のある場所にたまったホコリを取るときに役立つ「ハンディモップ」。取っ手が伸縮したり、ヘッド部分の角度を変えれるものも便利です。

⑥ ペーパーモップ
フローリングや天井など、平面の掃除に便利のが「ペーパーモップ」。まずドライシートでホコリを取り、ウェットシートで水拭きをできます。軽くて音もしないの手軽で嬉しいポイントです。

・掃除が楽になる、あると便利な道具

①メラミンスポンジ
雑巾よりも強力に手軽に汚れを落とすことの出来る「メラミンスポンジ」。たっぷり水を含ませて軽くしぼり、汚れをこするだけで、しつこい汚れも簡単に落とすことができます。コップなどに付いた茶渋や、水垢・コンロ周りの油汚れまで、様々な汚れに対応してくれます。

②アルカリ電解水
「アルカリ電解水」は、汚れに一吹きしてサッと拭き取るだけ。界面活性剤が入っていないので、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心して使うことができるのも嬉しいポイント。2度拭き不要で、フローリングからコンロやグリルまで幅広く使うことができます。

③重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ
「重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ」は、手肌や環境にも優しい洗剤です。重曹はキッチンのこげや茶渋を落とすのに向いています。クエン酸はキッチンやお風呂、トイレの水垢落としに。セスキ炭酸ソーダは主にキッチンなどの油汚れに効果があります。

④多目的クレンザー
100均などで販売している「多目的クレンザー」は、ガンコな水垢落としに便利です。シンクや洗面台、お風呂の蛇口などの水垢におすすめです。使いやすい半練りタイプで、爽やかな香りの物も多く、お掃除を楽しくしてくれます。

4.まとめ

今回は、すぐにでも始められる掃除のコツをお伝えしました。
まずはどのようにしたいかイメージして、無理のない範囲で計画を立ててみてください。継続が大切です。あまり完璧を追い求めずに気楽に始めてみましょう!