1.窓ガラスの汚れとは?

家の中に光りを取り入れるために重要な役割を持つ窓、ここが汚れたままになっていると景色が鮮明に見えなくなったり、日当たりが悪くなったりするだけでなく、どこか気持ちも暗くなってしまいます。せっかく家の中をキレイに掃除しても窓ガラスが汚れたままだと意味がありません。窓ガラスの掃除は手間がかかる作業と思われがちです。そのため、年に1度掃除すればいいやと年末の大掃除まで後回しにされるかたも多いですが、そんなことはないのです。

・窓ガラスの内側の汚れ

まず室内側の汚れには、ホコリ、手アカ、カビ、油汚れなどが主な汚れとして考えられます。部屋のホコリは、こまめに掃除機がけやフロアワイパーで毎日お掃除をしていても、完全に取り除くことはできません。ホコリ自体は乾いた状態であるため、汚れの種類の中でも取り除くことが簡単な部類に入ります。しかし、このホコリが例えば窓にできる結露の水分や手アカなどの皮脂汚れと合体すると、窓ガラスにピッタリとくっついて、取り除きにくい汚れに変化します。手アカは、窓の開け閉めで触る箇所以外に、小さなお子さんのいるご家庭では、お子さんの目線の高さに集中して付いていることが多いです。そこで、日常のお掃除ではその部分だけでも拭いておくと、汚れが付きにくくなります。 他には、タバコを室内で吸う習慣のあるご家庭では、レースカーテンをすり抜けて、窓ガラスにヤニ汚れが付く場合があります。さらに、最近の住宅で多いカウンターキッチンのように、リビング・ダイニングとキッチンが1つの空間となっている間取りの場合は、キッチンの換気扇で吸いきれなかった調理時の油汚れが水蒸気となって部屋中に漂い、家具や窓ガラスにも付着します。ホコリが結露の水分や手アカ、油汚れと合体すると汚れが取り除きにくくなるだけでなく、これらが「接着剤」となって、室内に漂うホコリをさらに吸着させます。また、それをエサにしてカビが生える原因となる可能性もあります。

・窓ガラスの外側の汚れ

外側の汚れですが、雨に混じった土や砂、季節によっては花粉や黄砂、雨や雪解けでできた水アカなどの汚れが付いています。1階の窓ガラスが庭に面している場合、土や砂汚れが多く、幹線道路沿いなど車の交通量が多い道路に面している場合は、排気ガスによって黒く汚れています。雨などで窓ガラスが濡れた状態が続くと、汚れが付きやすくなったりカビが生えやすいため、注意が必要です。また、網戸が汚れていると、風や雨で窓ガラスにも汚れが移ってしまうため、網戸も一緒にお掃除すると良いでしょう。

2.窓ガラスの掃除方法

新聞紙

新聞紙一面分をクシャクシャと丸めて、その新聞紙ボールで窓を綺麗に拭いてしまいましょう。水気をとりながら隅々まで拭くのがコツです。もし結露での水気が多すぎる場合は、ワイパーで多すぎる水分をのぞいてください。もし、まったく水気がないのであればさっと濡らした新聞紙ボールで窓を拭き、その後乾いた新聞紙ボールで乾拭きをしてください。新聞紙に使われているインクにあります。新聞紙のインクが油分や手垢の成分を分解してくれるので、洗剤を使用しなくても窓を綺麗にしてくれるんです。また、インクによって曇り止めやツヤだし効果も期待できますよ。これを応用すると鏡も同じようにキレイに出来ますので、時間があるときに是非試してみてくださいね。

・メラミンスポンジを使う

メラミンスポンジはペーパーモップだけで取れなかった網目の黒ずみをどんどんかき出せます。使ったあとは消しゴムのカスのように小さいゴミが落ちるので、掃除機などで吸えば完了。カットして大きさを調整すれば、サッシの掃除にも使えます。サッシに軽く水を流し、残っている水気はスポンジで押し出すように流せばキレイに仕上がります。

3.その他

・網戸の掃除も忘れずに

網戸より先に窓ガラスの掃除をすると、せっかくキレイにした窓ガラスに網戸の汚れが付着してしまいます。網戸はストッキングやスポンジなどで上下に拭くだけでかなり汚れが落ちるので使用してみるとよいでしょう。その後に掃除機で丸まったホコリなどを吸うだけです。 ただ、あまり力を入れすぎると網戸が傷んでしまうので気をつけましょう。

・窓ガラスの掃除頻度は

窓の掃除はどのくらいのペースで掃除するといいのでしょうか?キレイな窓を保つなら、本格的な掃除は「半年に1度」くらいがおすすめです。外に面しているかぎり、汚れてしまうのは仕方ありません。見た目が悪くなっても、健康を損ねたり壁紙を傷めたりといった不具合が起きるわけではないので、ある程度は許容できます。ただし、小さな子供がいる場合などは、窓ガラスに顔を押し付けたり、なめたりすると心配なので、内側の窓ガラスだけは少しこまめに掃除しておくといいですよ。 すぐに汚れでくもってきてしまう窓ガラス。こまめな掃除が必要そうに思えますが、本格的な掃除は半年に1回で問題ありません。

どうしてもガラスの汚れが気になる場合は、ササッと簡単に気になる場所だけキレイにしましょう。

おおよその頻度を理解しておけば、ムリやムダなく窓掃除を進められますよ。

本格掃除を少しでもラクにするには、ふだんから汚れができていないかのチェックが大切です。とくにカビ汚れは塗装や壁紙のトラブルにつながるので、日頃から室内側の汚れには注意しましょう。窓まわりが湿っぽくなっていたら換気したり、結露を拭き取っておくとキレイな状態を保てます。

 

4.まとめ

自分ではどうしても掃除できない場所に窓がある場合や、掃除してみたけど自分じゃあまりキレイにならなかったら、プロの業者に依頼するのが1番かもしれません。プロの技術による確かな方法で家中の窓ガラスをピカピカにしてくれるでしょう。プロの業者に依頼するときは、よりよい業者に依頼したいものです。複数の業者に見積り依頼をして費用を比較したり、その他追加料金が必要にならないかなどを確認したりすることがポイントです。また、業者のホームページで施工事例などを確認するのもよいでしょう。 窓ガラスの掃除は、やればやるだけキレイになるのが目に見えてはっきりわかります。汚れたままの窓ガラスでは、いくら家をキレイにしていても残念な印象を与えてしまいますよね。差込む光や窓の外の景色が全然違ってくるでしょう。そのため、年に1度といわずに、定期的な窓ガラスの掃除を習慣づけることをおすすめします。ここでご紹介した窓ガラスの掃除方法をマスターして常に窓をピカピカの状態に保ちましょう。