1.年末の大掃除を簡単にするコツとは?
今年も11月に入り、クリスマスの商品がお店に並び始めましたね!ウキウキする反面、年末の大掃除のことが頭をよぎる方もいるのではないしょうか。年末のただでさえ忙しい時期だからこそ、効率良く大掃除をしてしまいたいものですよね。
そのために、今回は掃除のポイントや便利アイテムをご紹介します。コツをつかんで年末の大掃除をスムーズに乗り切っちゃいましょう!
・まず物を減らそう
まず掃除を始める前の基本は物を減らすことです。物が多いと掃除がはかどらないだけでなく、片付けてもまたすぐに汚れてしまう原因にもなります。
掃除をしたい場所を見回してみましょう。目につく物の中に使っていない物はありませんか?必要のないものは処分しましょう。
とはいえ、 いつか使うかもなどと考えてしまったりして処分するのが難しいこともありますよね。処分のコツがいくつかあるので参考にみてください。
・捨てる基準を決める
1年以上着なかった服や、使わなかった小物は、今後使う機会があるかもしれないと取っておいても、実は時間が経てば経つほど使わなくなっていくものです。
・必要か不必要かで判断する
「勿体ない」という思いは捨てて「必要か、不必要か」だけを考えてください。
・残す手段や方法も考える
思い出の品は写真やデータで残し、DVD等はディスクだけを複数枚収納できるケースにまとめ、元々入っていた入れ物を処分するという手段も有効です。
・「捨てる」だけにこだわらない
リサイクルショップやフリーマーケットで売ったり、必要としている知り合いに譲ったりすれば、捨てるよりは抵抗なく処分出来ます。
なお、どうしても迷ったときは「一旦保留」して、日を改めて考えるくらいの気楽さでやっていきましょう。しかし必ず「3ヶ月後」など、判断の期限を決めましょう。
・掃除する場所を区分けする
まず、掃除する場所を区分けしましょう。
大きな部屋を区分けしてそこを集中して片付けて行きます。
例えば、「リビング」としてしまうと漠然としてしまい、どこから手を付けて良いか分らなくなってしまいがちなので、リビングの中でも「引き出し」「タンス」「本棚」…など細かめに分けます。
その他、「キッチン周り」「衣類」「押入」「お風呂」「トイレ」「窓」など、狭いエリアを一単位にして複数日でやっていく方法が気軽に取り組めるのでオススメです。
掃除する場所・作業日を具体的に書き出し、掃除が済んだらチェックできるようにすると効率がアップします。
チェックを付けることで成果が目に見えるとモチベーションも上がりますよね。
また、家族でお掃除を手分けする場合も、狭いエリアで区分けしておくと子供でも分りやすいですよね。
・区分けした場所の汚れの種類を知ろう
汚れにはいくつかの種類があります。掃除のやり方は、その汚れの種類によって異なります。効率的かつキレイに掃除するために、まずは以下の汚れの種類について知っておきましょう。
【固体の汚れ】
固体の汚れは、家の汚れの中でも代表的な汚れである、ほこりや髪の毛、食べかすなどを指します。
部屋の隅や、風通しの悪い場所に溜まりやすい個体の汚れは、こびりついていない限り簡単に取り除くことができるので、こまめに掃除するよう心掛けてください。
【酸性の汚れ】
キッチンに多く見られる油汚れや手垢などは酸性の汚れです。酸性の汚れは時間が経つほど落としにくくなるので、汚れたらなるべく早く掃除する必要があります。
【アルカリ性の汚れ】
水垢や石けんカス、たばこのヤニなどの汚れはアルカリ性の汚れです。上記の酸性の汚れと同様、時間の経過に比例して落としにくくなるためこちらも早めの対処が必要です。
【カビ汚れ】
お風呂場や洗濯槽の中など、湿気が多いに発生しやすいのがカビ汚れです。カビが発生している周辺も胞子が飛んでいる可能性があるので、掃除した方が良いです。
また、「ピンクカビ」と呼ばれるお風呂場などに多く発生するものはカビではありませんが、カビが発生する目印となります。ピンクカビと
カビは似た環境で増殖するので、ピンクカビと同じ場所からカビが発生してくる確率が高いため、ピンクであるうちに対処してください。
2.大掃除は便利アイテムを使って簡単にできる!
・汚れに合わせた洗剤を使う
洗剤にはさまざまな種類があり、それぞれ液性と呼ばれる性質があります。用途を間違うと強い洗剤であっても汚れを落とすことが出来ません。洗剤の性質に合わせて賢く汚れを落としましょう。
洗剤の液性とは水素イオン濃度(pH)のことで、0~14の数値で表され、値が大きいとアルカリ性、小さいと酸性を示しています。中間のpH7程度は中性です。
pHの値が大きいほど洗浄力は大きくなりますが、それと同時に材質への影響も大きく、更に手荒れの原因にもなります。
液性の持つ性質に合わせて、上手に使い分けることが大切です。
【アルカリ性】(pH11.0以上)
頑固な油汚れなどに効果を発揮します。また、しつこいカビを落とす塩素系漂白剤も強いアルカリ性の性質を持つ洗剤です。
【弱アルカリ性】(pH8.0~11.0以下)
皮脂汚れ、タバコのヤニなどの住まいの汚れ落としに適しています。落とせる汚れの範囲が広く、ナチュラル洗剤で言うと重曹やセスキ炭酸ソーダがこの弱アルカリ性の性質を持っています。
【中性】(pH6.0~8.0以下)
お風呂場用やキッチン用、食器洗い用など、毎日の掃除に適した洗剤です。洗浄力は強くはありませんが、付着したばかりの汚れ落としに向いています。材質を傷める心配が少なく、安心して使えます。
【酸性】(pH3.0未満)
頑固な水垢や、トイレの便器の黄ばみなどの汚れには、酸性洗剤が効果的です。ナチュラル洗剤のクエン酸も酸性の性質を持っています。ただし、酸性の洗剤は塩素系漂白剤と混ざると有毒なガスが出て危険です。お風呂やキッチンで水垢掃除とカビ取りを同時に行うのは危険なので避けて下さい。
・便利なお掃除アイテムを100均で揃えよう
おなじみの100円ショップ。商品のクオリティーはどんどん高くなり、こんなものまで100円で?と驚く事もありますよね。
使用頻度の高い消耗品はできるだけ安く手に入れたいものです。
ドラッグストアやスーパーで買うともっと高く売っているものも多くあり、中でもお掃除グッズは優秀なものが沢山あるので、オススメをご紹介します。
①重層
重曹はしつこい油汚れや消臭、また除菌にも効果があります。
特に、台所のレンジ台周りやシンク、グリルなどの掃除に重宝します。
おなべ、コンロ周辺の焦げついたものやステンレスの流しにたっぷり重曹を振りかけ、
クエン酸水(クエン酸+水)をかけると泡が出てくるのでそのまましばらく放置した後に磨くとピカピカになるという話や、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものを濡らしたふきんに付け、マグカップの茶渋を磨いたら面白いくらい落ちたという体験談もあります。
キッチンに重曹を常備していつでもさっと使えるようにしておくと便利です。
②クエン酸
重曹とセットで購入する方が多く、この組み合わせはもはや定番と言えるでしょう。
クエン酸は、ミネラルを分解する力があるのでお風呂の鏡や、台所シンクの水垢、脱臭に効果的です☆
トイレ掃除にもおすすめ。口に入っても心配ありません。
ポットのクリーナーとしても使えます。
リンスや化粧水としても利用されるほど、人体に無害なので安心して使えます。
③セスキ炭酸ソーダ
こちらも有名なお掃除道具ですね。
最近は上記の重曹やクエン酸以上にこちらが売り切れになっている店舗を見かけることも。
セスキ炭酸ソーダは、粘度の高いレンジフードなどの油汚れや、皮脂・手アカ・血液などのタンパク汚れに効果的です。
油汚れに関しては重曹より強力だと思います。
洗浄能力が高く、使い心地が良いのでお掃除の強い味方です。
④ペットボトルブラシ
これは、お手持ちの空になったペットボトルの先に付けて、中に洗剤やお水を入れて吹き出し量を調節しながら掃除ができる優れものです。
窓のサッシなどの細かい部分の掃除が手軽に出来るのでオススメです。
⑤メラミンスポンジ
これも定番ですが、やはり優秀なイテムです。
水を付けて軽く絞り、気になる部分をこするだけ。様々な物がピカピカになります。先ほど紹介した、重曹やクエン酸などと一緒に使うとより綺麗に仕上がります。
メラミンスポンジは万能ですが、車の塗装やプラスチック製品などには傷が付いてしまいますし、誤ってお肌をこすってしまうと火傷跡のような傷になってしまうため、小さなお子様の手の届かないとこに保管してください。
⑥網戸掃除ミトン
網戸の掃除はとても手間がかかりすごく大変なイメージありますが、この網戸掃除ミトンを使うと簡単にキレイになります。
これはあまりのスムーズさにリピーターも多いようです。網戸以外にも色々な埃取りにも使えます。
今回は特にオススメなこの6点をご紹介しましたが、お掃除アイテムは数多くあり、日々進化しています。まずは、お家のどんな場所を掃除したいのかを定めて、お近くの100均を覗いてみてくださいね。
3.まとめ
今回は年末の大掃除をスムーズに乗り切るコツを、オススメグッズなどを交えてお伝えさせていただきました。まず物を減らすことからスタートしてみてください。狭い範囲を計画を立てて、便利グッズも活用しながら気持ちの良い新年を迎えましょう!