部屋の掃除はどこからやればいいの?効率のいい掃除方法

家の掃除をする時、一日で全部の部屋を掃除しようと思うと体力的にもなかなか大変ですし、そんなにたっぶりと掃除に時間をかけられないこともあってとりあえず全部の部屋をざっと大まかに掃除して終わる、ということになりがち。年末の大掃除の時に念入りに掃除するから大丈夫!と思っていても、普段掃除しきれなかった汚れが溜まっていると、大掃除で時間をかけてもなかなかきれいにならないこともあります。実は普段から部屋ごとに日を決めてお掃除をしていると、そんな事態を防いでお家をきれいに保つことができるんです。今回はあまり掃除に時間をかけられないご家庭でも、普段からできる効率の良い掃除方法をご紹介します!

効率のいい部屋の掃除方法

・なぜ部屋別で掃除をするの?

家によって部屋の数や間取りは様々ですし、そこに住む家族構成によっても部屋の使い方が違います。またその部屋によっても汚れの種類が違ってきます。例えば玄関とお風呂、キッチンと子ども部屋では全く違った方法で掃除をしなければなりませんよね。もちろん掃除に使う道具も違います。そんな違う部屋を掃除するたびに掃除道具を持ち替えて、それぞれに適した道具、やり方で家じゅうを掃除をするのではかなり時間がかかりますし、体力も消耗してしまいます。
日によって掃除する部屋を分けて掃除をすれば掃除道具を持ち替える手間もかかりませんし、その場所を丁寧に掃除することができるので掃除しきれずに汚れが溜まるのを防ぐことができるのです。

・部屋の汚れの種類は?

ではここで、部屋の汚れの種類を簡単に分類してみましょう。
玄関・・・大気中のチリ、土や砂ぼこりなど、道を歩くときに靴について持ち帰ってしまう汚れ
廊下・・・衣服や靴下から出た糸くず、ホコリ、髪の毛
キッチン・・・コンロ周りの油汚れや焦げ付き、食べかす、シンク周りの水垢、カビ、ぬめり
浴室・洗面所・・・石鹸カスやカビ、ぬめり、水垢、髪の毛や皮脂、化粧品や整髪料のハネ汚れ
トイレ・・・尿石や排泄物の汚れ、カビ、水垢、体毛やホコリ
リビング・ダイニング・・・大気中や、衣服などのホコリ、ペットの抜け毛、ダニ、髪の毛やフケ、タバコのヤニ、食べかす、飲みこぼし、手アカ、皮脂汚れ
寝室・・・寝具からでるホコリ、ダニ、カビ、髪の毛やフケ
子ども部屋・・・外から持ち込んだホコリや砂、お菓子の食べかす、消しゴムのカス、クレヨンの落書き、髪の毛やフケ

・年末の大掃除が楽になる!

普段から部屋ごとに念入りに掃除をしておくと、放置されて汚れが溜まっている場所がないので結果的にいつも家じゅうがきれいに保たれていることになります。年末の大掃除の際には普段はしないような手間のかかる場所や、窓ふき、家具を移動させて床のワックスがけ、などにすれば良いだけなので時間短縮にもなりますし、体力的にもラクですよね。

効率のいい部屋の掃除方法

・どこの部屋から掃除するの?

部屋ごとに掃除をすると一言で言われても、一体どの部屋からお掃除をすれば良いのか迷う人もいるでしょう。部屋の使い方はご家庭によって様々ですので、汚れの程度や掃除方法によって優先順位を決めていきましょう。明日はまた違う部屋、明後日はまた違う部屋、といったようにいずれは全部の部屋を掃除することになりますが、最初はやはり自分が一番気になっているところから手を付けるようにするのもおススメです。

・一番使う部屋から

例えば家族みんなが使うリビングなどは、出入りする人数も多いですしそこで過ごす時間が長いのでものが散らかりやすく、汚れやすい場所です。このように家族みんなが一番使う場所からお掃除を始めても良いでしょう。一番よく使う場所がきれいに保たれていると家族みんながリラックスして、快適に暮らすことができます。または浴室・トイレなど必ず皆が使う場所も最初に手を付けて清潔を保ちたいものですね。

・全部の部屋を一気に掃除しない

全部の部屋を一気に掃除しようと思うとやはり途中で疲れてきて手を抜いてしまったり、時間が無くて掃除しきれない場所があったりして結局汚れが溜まる原因になってしまいます。ここでおススメしたいのが、曜日ごとに部屋を決めてお掃除をすること。月曜日は玄関とリビング、火曜日はキッチン、水曜日は浴室・洗面所とトイレ、木曜日は子供部屋、金曜日は自分たちの寝室、土日は予備日として、用事があって掃除できなかったところを掃除したり、家族でゆっくり過ごすのにあてても良いでしょう。
同じ掃除道具を使う場所はひとまとめにして一日で掃除するようにしたり、部屋ごとに掃除道具を置いておいたりするとより時間短縮になり、効率の良い掃除ができますね。

効率のいい部屋の掃除方法

・掃除をしたら汚くならないように心がける

毎日こまめに掃除をしても、すぐに汚れて元通りの状態になってしまったらなんだかモチベーションも下がってしまいますし、いくらやってもキリがないですよね。掃除をしてきれいになった場所は、家族みんなで協力して汚くならないように心がけていきましょう。トイレや洗面所をきれいに使うようにしたり、汚れてしまったらすぐ拭くようにしたり。また、リビングの食べかすや飲みこぼしもすぐに拭き取ればこびりつくこともありません。
また、物が散らかっていると掃除がしづらく、ホコリが溜まる原因になるので使ったものは必ず元の場所にしまう習慣をつけることも大切です。家族みんなが心がけるだけで、家はいつもきれいで清潔に保たれ、快適に暮らすことができるのです。

・ホコリがたまらないようにするには?

ちょっと気を抜くとすぐに部屋の隅や家具の上に溜まってしまうのがホコリです。ホコリとは、衣服などの繊維や紙のくず、ダニ、砂ぼこり、人のフケや皮膚のかけら、花粉、カビの胞子など様々なものが混ざり合って出来ています。ホコリを溜めないようにするには、まずはこまめにフローリングワイパーやハンディモップなどで拭き取ること。ホコリは静電気によって家具にくっついてしまうものなので、静電気を起こしにくくする洗濯用柔軟剤を数滴たらした水で雑巾を絞り、家具のふき取りをするとホコリが家具につきにくくなります。
次に、古い新聞紙や雑誌などを置いておかないこと。紙製品からもホコリが発生しますし、床の隅に積んでいるとその上にもホコリが溜まってしまいます。読まないものは定期的に処分しましょう。
最終手段は、空気清浄機を設置すること。常に作動させておけば、空気中のホコリや花粉、カビの胞子を吸い込んで空気をきれいにします。最近よく問題になっているPM2.5対策にもなりますし、ホコリやカビなどでアレルギーが起きるのも防いでくれるので小さいお子さんがいるご家庭には特におススメです。
窓を閉め切った部屋で掃除をしてもホコリを舞い上がらせるだけです。ホコリを掃除するときは必ず窓を開けて換気し、外にホコリを追い出すようにしましょう。そして、上から下に向かって掃除を進めるようにすればホコリを取り逃がしません。壁や天井から家具のホコリをハンディモップで絡めとり、最後に床をフローリングワイパーで拭き取る。最後に柔軟剤を含んだ水で水拭きをすれば完璧ですね。

・部屋の掃除は運気を上げる!

最近なんだか運が良くない気がするし、気分がどんよりする、という人には特に、家のお掃除をすることをおススメします。良い気はきれいな場所にやってきて、悪い気、つまり邪気は汚い場所に集まると言われています。家を掃除して清潔に保っていると、汚れと共に邪気を払うことができるのです。風水においても掃除は運気を上げるための基本といわれており、片付いて清潔な部屋はスムーズに気が流れて良い運気が集まると言われています。玄関を片付けて、水回りを清潔にしておくと金運が上がるなどとよく言われていますよね。
物が散らかった部屋では気が散って集中できず、空気がどんよりとして、不潔で体調不良に陥りやすいもの。しかし部屋を掃除すると頭と心がすっきりとして快適で、気分も前向きになりますし、清潔で健康を維持しやすいことから、運気を上げると言われているのかもしれませんね。

まとめ

掃除をするなら完璧に、家じゅうを一日できれいにしたい!という人が多いかもしれませんが、実は部屋ごとに分けてお掃除をする方が効率が良く、汚れが溜まらないので家全体の清潔さを保つことができるのです。部屋の汚れ具合や、汚れの種類、それに使う掃除道具をよく確認して、毎日こまめにお掃除をするようにしましょう。