キッチンの掃除のコツは収納の整理整頓
・キッチンをなぜ掃除しないといけないのか
キッチンをきれいな状態にしておくことは、毎日の暮らしの中でとても大切なことです。食べ物を扱う場所ですから清潔に保つ必要があるのはもちろんですが、きれいにしているとお料理や後片付けも気持ちよくできて、毎日の生活を楽しく過ごせるかもしれません。
キッチンは1日に何度も利用するため、掃除が行き届いていないとその度にストレスが溜まるでしょう。料理をするのが嫌になってしまうかもしれません。
毎日使うキッチンはどうしても汚れがたまりやすい場所です。例えば、コンロの周りなどには油汚れがこびりつきます。毎日掃除をすれば簡単に取り除けますが、放置してしまうと、どんどん落としにくくなるのです。また、水回りには頑固なカビや水垢がついてしまい、簡単には落ちなくなってしまいます。こまめに掃除をしていれば短時間で落とせるものが、時間の経過と共に落とすのに時間がかかるようになります。また、力を込めて擦り落とすといった労力もかかるようになります。汚れを蓄積させないようにするためには、日々のお手入れを続けることが最も大切なことと言えるでしょう。
・キッチンが綺麗にならない人の共通点は?
綺麗なキッチンをキープし続けるために、何かいい方法はないかと考えても、「そもそもなぜキッチンが汚れるのか分からない」、「結局、どうしていいか分からずにずっと汚いままでいる」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
キッチンを綺麗に保つためには整理整頓が必要です。しかし、キッチンが綺麗にならない人は整理がうまくできていないのかもしれません。整理ができない人には共通して見られる特徴があります。次のうち、当てはまるものが多いほどキッチンが綺麗にならない、整理が苦手なタイプだと考えられます。あなたはいくつ当てはまるでしょうか?
① ものを捨てられない
② 無料のもの、安いものにはつい釣られてしまう
③ ものに囲まれていると安心する
④ すべきことを後回しにしてしまう
⑤ 周りを気にしない
⑥ 「忙しい」など、できないことに対して言い訳が多い
・収納はイメージが大事
みなさんには、ぼんやりとでも「こうなりたい!」という理想の暮らしがあると思います。
今のキッチンの状態を考えるのではなく、片付いたキッチンで料理を楽しんでいる自分を想像してください。頭のなかでその映像が浮かぶくらいに、具体的にイメージすることが大事です。イメージすると、キッチンを綺麗に保つという最終ゴールが見えてくるはずです。ゴールが見えれば、何のために整理しているのかがわかり途中でどうでもよくなったりせず、また散らかったキッチンに戻ることもありませんし、挫折にもつながりません。
イメージが大切な理由としてもう一つ挙げられるのが、イメージできていれば、ものの置き場所が決まり、自分のなかで収納のセオリーができてくるということです。
理想のキッチン⇒綺麗なキッチンで何をしたいか⇒ものの置き場を定める⇒使ったあとも元に戻すようになる⇒片付けやすいキッチンになる
という好循環が生まれるはずです。理想のキッチンをしっかりイメージしていくことが、片付けが得意になるための第一歩なのです。
キッチンの掃除のコツは収納の整理整頓
・収納には何が入ってますか?
毎日使うキッチン。そのキッチンに収納するものは、意外とたくさんあります。鍋やフライパン、調味料や洗剤など、形も大きさも種類も違う様々なものを収納しなければなりません。限られたスペースで使い勝手がよく収納するには整理整頓が大切になってきます。また、食材や調理器具をすぐに使いたいのに、どこあるか分からずすぐに取り出せない・・など悩みやは尽きない方も多いと思います。
キッチンの使い勝手をよくするためには、どこに何をどのように収納するかで決まると言っても過言ではありません。調理中、作業中をシュミレーションしながら、収納場所ごとに整理整頓しをしていきます。ちょっとした工夫やアイデアを活用して、楽しく料理できるキッチンに変えていきましょう。
・そもそも整理整頓とは
普段何気なく使っている整理整頓という言葉。整理と整頓という二つの言葉を、「乱れたものを整える」という同じような意味として混同して使われることが多いのではないでしょうか。しかし、本来この二つの言葉には意味の違いがあります。
整理は、乱れた状態にあるものを整えること、不要なものを取り除くことを意味します。整理の「理」は、道理や理論などに使われる文字で、筋道に沿うように整えることが「整理」です。
一方、整頓も、整った状態にする、片付けるということを意味しますが、整理のような不要なものを取り除くという意味合いは含まれません。整頓の「頓」にも整えるというということを含みますが、正しい位置にとにかく整えておくということが整頓になります。
流れとしては、「整理」無駄なものを捨てる⇒「整頓」正しい位置に置く、という順番になります。
この整理整頓をしないデメリットは意外にもたくさんあります。日常生活で、必要なものをすぐに取り出したり用意できなくなるだけでなく、どこにあるのか探し物が多くなります。大切な時間や労力を必要とするだけでなく、実は収納スペースも無駄に使ってしまっていることになります。同じものがあるのに、それに気づかずに似たようなものを買ってしまうことにも・・。ぜひ整理整頓の行き届いたキッチンを目指しましょう!
・キッチンが綺麗になれば大掃除が楽に!
毎年年末になるとやってくる大掃除。一年分の汚れを一度に掃除するとなると、とても手間がかかる気の重い作業になります。そして、年末には頑張って大掃除してはずなのに、気づけばまた汚れが・・ということもしばしばあります。その大掃除に向けて、毎日・毎週そして毎月やっておきたいのがキッチンの掃除。
キッチンは毎日使う場所なだけに、汚れの種類も多岐にわたり、食材の汚れ、魚や肉の脂、野菜の泥や汚れ、油や調味料などが付着してこびりついた汚れ・・など様々あります。少し油断すると、シンクにヌメリや水垢だけでなくサビまで浮いてきてしまうことがあります。こまめにお掃除をしておかないと、キッチン内のあちこちに油煙や油の飛沫、食品のカス、水垢、カビといった汚れがどんどん溜まっていってしまいます。その汚れを蓄積させないためには、「その日の汚れはその日のうちに」ということが大切です。こまめに掃除を行うことで、大掃除を楽に進めることができます!
キッチンの掃除のコツは収納の整理整頓
・収納の中身を全部出してみる
収納を考えるときに、まずはキッチンに収納するものを全て出してみて、自分がものをどのくらい持っているかを把握する必要があります。出してみると、その量の多さに驚く方がほとんどでしょう。引っ越しを経験したことがある人なら、荷造りの際に予想以上の荷物の多さに手こづった経験がある人も多いのではないでしょうか。
全てのものを出したら、①使っているもの②使っていないものに分別していきます。使っていないのに入れっぱなしになっている状態は、スペースの無駄使いになります。その上で、何をどこにどのように収納するかを決めていきましょう。
・優先順位を考えよう!
キッチンという限られた空間では、収納する際に優先順位を考えることが最も大切になってきます。キッチンが使いやすくなると、時短になりストレスなく料理が作れるようになるかもしれません。どこに何を収納すれば、より使いやすく、時短になるのか・・優先順位を考えながら、より使いやすいキッチンを目指しましょう。
収納を考える上で大事なことは、頻度と場所の優先順位です。使うものを次のように分けて考えてみてください。
①よく使うもの ・・一番収納しやすい場所(目線下~腰高、たったまま収納できる)
②使用頻度の低いもの ・・二番目に収納しやすい場所(腰低、かがんで収納できる)
③めったに使わないもの・・三番目に収納しやすい場所(台を使えば収納できる)
収納は「とりあえずその辺に収納する」と使いづらくごちゃごちゃしたまま生活することになります。収納するものに優先順位をつけて仕分けすることで、毎日使いやすいキッチンにすることができます。