台所の換気扇掃除、実は簡単!誰でもできる方法を教えます!!

 

台所の換気扇掃除、汚れの原因が決まっているから簡単!

・主な汚れは油汚れ

日本の家庭で多く料理される和食、中華、韓国料理には共通点があります。それは、油を使って炒める・揚げる・焼く料理が多いこと。蒸す・茹でる・煮るといった調理方法に比べ食用油、オリーブオイルを多く使う料理方法では、それだけガスコンロの火やIHヒーターで熱せされた油が揮発し、油が蒸気に乗って天高くのぼり、換気扇に油汚れが定着してしまします。

・頑固な汚れは油汚れにホコリが着いているから

油汚れなら、食器を洗うのと同じで苦労しないのでは?と考える人も多いですが、実は換気扇の汚れが頑固な理由は、もうひとつ「ホコリ」なのです。

・頑固な汚れ油汚れを放っておくから

毎日のように動かしている換気扇は、掃除をしていないうちにどんどんホコリなどの汚れが溜まっていきます。そして、その上に料理中に揮発した油が付着し、さらにホコリが積もり、油がどんどん定着して…とホコリと油の層になっているので、とても頑固な汚れとなっています。

台所の換気扇掃除、段取りさえ出来ればあとは簡単!

・換気扇の外し方

換気扇の外し方がわからない…、面倒だ…と思い放置すると、汚れがどんどん蓄積していき大変なことに。この機会に、換気扇の外し方を身に着け気軽にお掃除できる環境にしましょう。

換気扇のタイプによって外し方が変わってくるので、まずはあなたの自宅のキッチンの換気扇を事前に確認しましょう。

キッチンの換気扇は大きく分けて「プロペラファン」か、「シロッコファン」の2種類があります。

1.プロペラファン

プロペラファンは、扇風機の羽のような円形タイプの換気扇です。

2.シロッコファン

シロッコファンは、縦長の羽が筒状に取り付けられたタイプの換気扇です。吸い込んだ油煙を直接排出するのではなく、ダクトを通して排出するのが特徴です。マンションや新築戸建ての住宅で多用されています。

タイプが分かれば掃除スタート!厚手ですべり止め効果のある手袋を着用しましょう。手袋は洗剤から手指を守るだけでなく装着することで、汚いところを躊躇なく掃除でき効率的にお掃除ができます。

1.プロペラファンのお掃除方法

  • 電源を切る
  • フィルターを取り外す
  • ファンを軽く手で押さえ、ツマミを「ゆるむ」の方向に回し、ツマミを外してからファンをシャフトより抜く
  • 換気扇カバーの下部を手前に引き、上部のツメ(2箇所)を抜いて外す

【前板の外し方】

レンジフード(換気扇)は高所に設置されているため、お掃除がしづらい場合は、前板を外してお掃除してみましょう。

  • 本体内部にある前板固定金具を内側に上げる
  • コネクタのツメ部を押しながら引き抜く
  • 前板の下部分を手前にひきながら外す

2.シロッコファンのお掃除方法

パーツの取り外し
  • 取っ手を持ち上げて手前に引き、フィルターを取り外します。
  • ベルマウスは取付ネジを緩めて、下にスライドして外します。
  • ツマミを「ゆるむ」もしくは「LOOSEN」と書かれた方向に回してファンを外します。

【前板の外し方】

  • コネクタのツメ部を押しながら引き抜きます。
  • 本体内部にある前板固定金具を内側に上げます。
  • 前板の下部分を手前にひきながら外します。

 

・つけ置きする場所の確保

フィルターとファンはつけ置き洗いが効果的です。シンクにゴミ袋を広げセット完了です。

シンクを長時間使うのはちょっと…という方は、段ボールを用意しゴミ袋をセットします。

段ボールの蓋を閉めることによってお湯が保温され汚れが落ちやすくなります。

台所の換気扇掃除、使う洗剤と道具はこれだけ!

・家庭用マジックリンと使い古した歯ブラシ

多くのご家庭にある「マジックリン」を使えば換気扇の汚れが落とせます。

前述のとおり、換気扇の汚れは「油とホコリ」です。マッジクリンは界面活性剤(1% アルキルアミンオキシド)、泡調整剤、アルカリ剤 を成分としたアルカリ性洗剤です。特許技術で油を浮かし、そこに界面活性剤が加わることで、水と油の交わらない性質を変え、油汚れを水に溶かしてくれます。

浮かした油汚れをきれいに落とすのが「使い古した歯ブラシ」です。

換気扇の中でもご家庭に多いシロッコファンは数センチの間隔で金属板状の羽が何枚も重なり取り付けてあります。つけ置きでは取れ切れない、こびり付いた油汚れを歯ブラシのヘッドを羽と羽の隙間に沿わせて、こそぎ取るようにして磨きましょう。ブラシの部分に油汚れがびっしりとこびり付きます。

ちなみに歯ブラシの交換は、使用頻度による劣化と雑菌などの衛生面の観点から月に1度が目安と言われます。使わなくなった歯ブラシをお掃除用にとっておくと良いです。特にご家族が多いからは大人用と子供用で掃除箇所を使い分けることができます。

【つけ置き洗いの方法】

  • 部品が浸かるくらいの量のお湯(40~50℃)を張る
  • マジックリンを入れる(分量は商品裏面を見ながら調整します。液体タイプで水1Lに5㎖が目安)
  • ゴミ袋の上から揉み洗いし、洗剤を水全体に馴染ませる
  • 2時間ほどつけ置き
  • ゴミ袋の中でそのまま歯ブラシで汚れをこそぎ取る
  • 流水で流す
  • 雑巾で水を軽くふきとり、新聞紙の上で乾かす(新聞紙は水分を取るのに効果的)

 

台所の換気扇掃除、簡単だからこそまめにしよう!

・汚れが酷くなる前に掃除するのが掃除の基本!

換気扇のお掃除は年に1~2回と答える人が多いようです。ご家庭の使用頻度によりますが、毎日お料理をするご家庭では年に1回のお掃除だと油汚れもこびり付き、大体3時間前後が掃除時間の目安になります。

油汚れはついたときの方が落ちやすく、時間が経過するほど頑固な汚れとなります。汚れが目立つ前に、ふき取る習慣をつけることでお掃除が簡単になります。

掃除の習慣は「ちょこっと掃除」「しっかり掃除」に分け実施すると定着していきます。

ちょこっと掃除とは毎日もしくは2日1度の掃除のこと。換気扇の場合は、毎日もしくは2日1度、洗剤を付けた布巾でレンジフード拭くだけで油汚れの定着を抑えられてます。

しっかり掃除とは1~2週間もしくは月に一度の掃除のこと。換気扇の場合は月に一度掃除することで油汚れを簡単に落とすことができます。

・こまめに掃除していれば10分で終わる!

毎日のレンジフードの油よごれのふき取りをしていれば、月に1度、換気扇を取り外しから→掃除→取付けまで10分で終わります。

長くつけ置きすることもなく油汚れが簡単に取れるので、月に1度ていど換気扇をお掃除していきましょう。