大掃除の時期、家の窓や車など、人の手では掃除が大変なところも簡単に気持ちよく綺麗にしてくれる高圧洗浄機。その中でも、ケルヒャーは最も人気のあるメーカーと言えます。
一言で高圧洗浄機と言っても、性能や用途によってタイプがそれぞれあり、どれを選んでいいか分からないという方も多いかもしれません。今回は、高圧洗浄機について詳しくご紹介します!

1.ケルヒャーの高圧洗浄機を使ってみよう!

・そもそもケルヒャーとは?

ケルヒャーと言えば、高圧洗浄機!と思う方も多いかと思いますが、『ケルヒャー』とは、1953年にアルフレート・ケルヒャーによって設立された、ドイツの清掃機器メーカーの社名です。家庭用の高圧洗浄機やスチームクリーナーから、ビルメンテナンスに使用する業務用の清掃システムまで幅広く手掛けています。現在では、欧州だけでなく、日本を始めとして世界各国に事業を拡大しています。日本法人は『ケルヒャージャパン』と言い、1988年に設立されており、高圧洗浄機やスチームクリーナー、窓用バキュームクリーナーが有名です。家庭用品のシェアが65%を占めています。
日本では、広島記念公園のモニュメントや、重要文化財である日本橋のなどの洗浄をするなど、社会貢献活動にも積極的に行っています。

・ケルヒャーの高圧洗浄機とスチームクリーナーの違いは?

高圧洗浄機とは、高圧で噴射する水の力で汚れを落とすクリーナーです。
高圧洗浄機を直接水道の蛇口につなぎ、小さな洗浄口からパスカルの原理を用いて水を高圧にして噴射します。直接水道の蛇口とつなげることができるので、大量の水を必要としてもタンクがないのでとても利便性があります。
洗浄できるものは、屋外にあるものならほとんど使用できます。例えば車、自転車、ベランダの網戸、ウッドデッキなど。ブラシでこすらず水を噴射するだけなので、傷もつかず気兼ねなく洗うことができます。

高圧洗浄機は、洗浄力やサイズで大きく4つのタイプがあります。
◎小型モデル
吐出圧力8~9(MPa)  窓・網戸、自転車、バイク、車 、など。
◎中型モデル
吐出圧力10~11(MPa)  小型モデル+塀、玄関、ベランダ、風呂、など。
◎大型モデル
吐出圧力11~12(MPa)  中型モデル+階段、カーポート、住宅・外壁、など
◎エンジンタイプ
吐出圧力20~160(MPa) 電源のない場所でも使えるエンジン式。

スチームクリーナーとは、高温のスチームで汚れを『浮かせて』落とすクリーナーです。
スチームクリーナーのタンクに注水した水が過熱され、約100度のスチームが発生します。これを高圧で吹き付けることによって、汚れが綺麗になる仕組みです。
熱い蒸気を充てることで、熱と水分の力で汚れがゆるため、普通の掃除よりも簡単に汚れを落とすことができます。そして、高い除菌効果が期待できるのが魅力です。なかなか丸洗いできない、車のシートやマットは掃除するのが大変ですが、スチームクリーナーなら簡単に綺麗にすることができます。

スチームクリーナーには、大きく分けて次の3タイプがあります。
◎モップタイプ
スティック掃除機とよく似た形で、先端にモップが取り付けてあるものが多い。スリムな形なので収納に場所を取らない代わりに、タンクの容量が小さいので稼働時間が短い。
◎ハンディタイプ
比較的安価で購入することができ、使用するのも手軽。モップタイプと同様、タンクが小さく稼働時間は短い。
◎キャニスタータイプ
一般的な掃除機のような形で、タンクとヘッドが別なので手元が軽く使用しやすい。タンクが大きめなので、稼働時間は一番長い。ただし、本体が少し大きいので、収納や使用の際に広さが必要。

2.ケルヒャーの高圧洗浄機をもっと知ろう!

・ラインナップは?

現行で売られている家庭用の高圧洗浄機のラインナップを洗浄力順で並べると以下の通りになります。

①K5サイレント・・水冷式モーター採用で静かで耐久性も向上。
②K4サイレント・・〃
③K3サイレント・・〃
④K2バッテリー・・コードレスで機動性に優れている
⑤K2サイレント・・空冷式モーター採用で静か
⑥K2     ・・大型のハンドルとタイヤがついていて庭でも持ち運び楽ちん
⑦K2クラシック・・軽量コンパクトで女性にも扱いやすい

・使うメリット・デメリットは?

メリット
・水だけで驚くほど汚れが落ちる
・掃除の時短になる
・ホースで流すよりも早いので、結果的に節水になる
・手が届かない高い場所にも使用できる
・細かい箇所や、なかなか掃除しづらいすき間も綺麗にできる

ブラシなどと違い、水の力で掃除をするのでメリットがたくさんあります。本来、とても力仕事である汚れ落としが、高圧洗浄機を使えば女性でも力を入れずに簡単に綺麗になります。基本的に洗剤を使わないでもいいので、とてもエコで環境に優しいことも人気の秘密でしょう。

デメリット
・使用音が大きい
・水源、電源が必要なのでどこでも使えるわけではない
・本体が少し重たいので、出し入れが大変
・強さの調整が難しく、優しく洗いづらい

高圧をかけて洗浄するので、水道とコンセントが近くにある場所でしか使用できません。普段、毎日使う物ではないので一度収納してしまうと取り出すのが大変と思う方もいるでしょう。
ですが、これらは解決できるように改良されたものも続々と発売されて来ています。自分が使いたい用途や場所によって、対応した製品を検討して購入してみましょう。

3.ケルヒャーの高圧洗浄機を購入するには?

・人気機種の定価は?

初心者におススメのケルヒャー家庭用高圧洗浄機は、『K2クラシックプラス K2CP』です。
定価:25,278円(税込み)
女性にも扱いやすい軽量&コンパクトなタイプです。本体は3.8kgほどで、掃除をする際にも持ち運びが楽です。扇状に水を噴射する、1ジェットノズルが標準装備されていて、洗車や網戸の洗浄に適しています。

・安く買えるお店は?

ケルヒャーを買おうと思うと、決して安いお買い物ではありません。少しでも安く購入するにはどうしたらいいでしょうか?価格やアフターサポートを比較してお得に買いましょう!

①ネットサイト
最近では、ネットショッピングは当たり前となってきています。実店舗がない分、人件費や家賃がかからないので商品を安く提供することができます。楽天市場やヤフーショッピング、Amazonの公式ショップを利用すればポイントも溜まりますし、セール時期を狙えばさらに割引があるかもしれません。

②家電量販店
家電量販店でケルヒャーを購入する場合、その家電量販店のセール時期を狙うのがおススメです。オープニングセールや、決算セールの時期をしっかりチェックしましょう。ほかにも家電を購入する予定があれば、まとめて買って値段やポイント付与の交渉をしてみるのもいいでしょう。また、店員さんにしっかりと欲しい機能などを伝えて、自分にぴったりの商品を紹介してもらえます。実際に商品を見て試してみられるのも家電量販店のメリットと言えます。

・偽物や粗悪品には要注意!

ケルヒャーの高圧洗浄機は人気があるので、インターネットでは偽物や粗悪品などが販売されているのも事実です。ケルヒャーは、独自に開発した技術で高い評価を得ています。類似品を買っても同じような効果が期待できるとは限りません。安いからと言っても、結局使い勝手が悪かったり思ったような効果が得られずに後悔することになってしまいます。
最近では、通販サイトでケルヒャーにそっくりな類似品が出回っていることもあるので要注意です。ケルヒャーの正規品を購入することで、1年保証期間内無償修理サービスを受けられますし、日本国内に知識が豊富な専門スタッフがいるので安心です。

4.まとめ

今回は大人気のケルヒャーの高圧洗浄機についてご紹介しました。家周りのお掃除は一大事です。それを、水だけの力で出来るという高圧洗浄機はとても魅力的です。
ですが、高圧洗浄機にはメリットデメリットがあり、使えない場所や材質もあります。それらを確認してから購入を検討しましょう。