掃除屋さんになるために起業する場合、フランチャイズかコンサルタントを付けて起業するか2つの方法があります。それぞれに特徴があり、メリットデメリットがありますので、しっかりと把握した上で起業しましょう!
掃除屋さんになるために。コンサルとフランチャイズを知ろう!
・サラリーマンは本当に安定?
サラリーマンとして働くということは、生活を会社に依存していると言っても過言ではありません。給料の額自体は比較的安定している場合が多いですが、外部環境によってその価値が減ることは十分に考えることができます。 会社の業績次第では、収入が増えることも減ることもあり得ます。時には職を失うこともあります。当たり前ですが、給料の金額の決定権は一切サラリーマンにはない、といことです。また、副業を禁止するような規定を設けている会社も多く、収入源は雇用場所からだけというケースがほとんどです。
・サラリーマンとは?
そもそも、サラリーマンとは何でしょうか?それは「サラリー(給料)をもらう人」という意味です。会社のために働き、対価として給料をもらう人を指します。労働法などで明確に定義付けがされているわけではなく、雇用されている立場の人をサラリーマンと呼ぶのが一般的です。
日本では、働く人のうち約90%がサラリーマンであると言われています。
・サラリーマンの利点は?
①継続的かつ安定的な給料の保証
まず、一番の利点というのが継続安定的な給料が保証されていることです。現在の日本の平均年収は420万弱と言われていますが、ボーナスを差し引くと毎月の給料は約35万円ほどが会社から現金で支払われます。
②社会保険料の負担が少なくて済む
「雇用保険」「医療保険」「年金保険」「労災保険」「介護保険」この5つの保険は、社会保険料と言って強制加入の保険となります。これらは、個人事業主であれば全額負担になりますが、サラリーマンであれば、会社が半分程度負担することとなります。
③福利厚生が手厚い
普段何気なく受けているサービスかと思いますが、一番サラリーマンの特権と言えるべき利点です。一般的には、「健康診断」「有給休暇」「産休・育休」「家賃補助」などがあります。
④税金などの管理の必要がない
会社が年末調整を行ってくれるおかげで、「年金」「保険」「税金」関係の煩わしい手続きを行う必要がありません。
フランチャイズとコンサルの違いを知って掃除屋さんになろう!
・フランチャイズとは?
フランチャイズとは、本部と呼ばれる「フランチャイザー」と加盟店「フランチャイジー」が契約を結び、加盟金(ロイヤリティ)を支払うことで商標の使用権や商品とサービスの販売権を得られるシステムを指します。加盟店は、本部が培ってきた経営のノウハウを活用できるため、個人事業や法人設立にチャレンジするよりも安心感があり、短期間で独立開業に踏み出すことができます。
「フランチャイズ」と聞いて、真っ先に思い浮かべのは、コンビ二などの大手チェーンでしょう。その他にも、ラーメン店、各種スクール、ハウスクリーニング、美容院など、幅広い業種で展開されています。
アメリカで生まれたケンタッキー・フライド・チキンが世界初のフランチャイズチェーンと言われています。日本では、1960年代にダスキンや不二家が開始しました。
チェーン店には、フランチャイズのほかに直営店があります。直営店は、事業本部が直接従業員の雇用から経営まで全て行っている店舗のことです。フランチャイズの場合は個人や他の法人がオーナーである店舗なのに対して、直営店は事業本部が経営を行っているものです。
・フランチャイズのメリット
自分の店を持つという大きな夢を実現するためには、様々な準備が必要です。手間暇だけでなく、莫大な資金も必要となります。フランチャイズに加盟することで以下のようなメリットが挙げられます。
①未経験でも参入し経営者になれる
自分で店舗を持とうとする場合、その職種について業務や経営の下積みが必要となります。ですが、フランチャイズではそれらが必要なく店舗を持つことができます。
②開業資金を集めやすく、低く抑えることができる
金融機関からの信用が高くなるため、金融機関からの資金調達がしやすくなります。コンビ二などの開業には1000万円以上の資金が必要になりますが、フランチャイズでは本部が負担するプランもあり、300~500万円程度に抑えることができます。
③高い地名度やブランドを活用することができる
すでに確立した知名度やブランドがある状態から経営をスタートすることができます。商品開発や宣伝などは本部が行ってくれ、どの加盟店でも同じ品質、同じサービスを提供します。
④成功ノウハウを共有できる
店舗の運営には、仕入れ、接客、広告などの経営にまつわる様々なことを行う必要がありますが、はじめからある状態からスタートすることができます。成功例や失敗例も過去の実績から蓄積され、活用することができます。
・フランチャイズのデメリット
フランチャイズに加盟することで、以上のようなメリットがありますが、それだけではなく、デメリットもあることを知っておく必要があります。
①経営方針を自由に決められない
ブランドイメージや、経営の効率化を保つため、一定の制限を設けていることが一般的のため、自分で好きなように店の経営をしたい人にとっては自由度は低くなります。
②契約終了後に就業避止義務を負う必要がある
フランチャイズ契約を終了した後も、同じ業種での営業を禁止されています。これを「競業避止義務」と言いい、本部からの経営や集客などのノウハウの流出を防ぐためのルールです。
③ロイヤリティの支払い
経営ノウハウや、商品、サービスなどを提供してもらう代わりに、毎月その対価として支払う必要のある「ロイヤリティ」。月の売り上げの数パーセントを支払う加盟店が多い一方、契約によっては売り上げが目標に到達していなくてもロイヤリティを支払う義務が発生する契約もあるようです。
コンサルとフランチャイズの違いを知って掃除屋さんになろう!
・コンサルとは?
すっかり馴染みのある言葉となったコンサルタント。もともとの語源は 「Consult」という英語で、「相談する」という意味があります。ある分野において専門的知識と経験を有し、顧客の持ち込む問題に対して相談に応じたり、助言を提供したりする専門家を指します。
ITコンサルタント、建設コンサルタント、経営コンサルタント、人事コンサルタント、などなど様々な種類があります。コンサルタントの仕事は、知識やノウハウを活かして相手に価値を与えるビジネスですので、実際に体を動かして働くわけではなく、頭を働かせるビジネスと言えます。何か問題の顧客に対して、アドバイスをすることによって、解決まで導くこととなりますが、実際の業務は、顧客が行うことが一般的です。
・コンサルのメリット
コンサルタントに依頼するメリットは、「外部からの知見が得られること」です。特定の分野の専門家であるコンサルタントから、新たなノウハウを得られることができ、戦略の策定や業務を行う上での良い判断材料となります。自社とは違う、利害関係のない視点から提案を受けることができるため、自社の弱みや強み、業界での位置付けなどを客観的に把握することができます。
・フランチャイズよりコンサルの方がいい!
そもそも、コンサルティングしてもらうことは、以上に挙げたメリットはもちろんですが、ちょっとした相談でも専門性のある人材を❛雇用’することなくにすぐに活用できるということにあります。
フランチャイズでは、本部からのサービスやノウハウをそのまま活用できるシステムのため失敗は少ないと言われていますが、自由度は低くなります。また契約終了後の責任避止義務を負ったりロイヤリティの支払い等も負担となってきます。
コンサルティングをしてもらえば、経営の上での不必要な出費や時間のロスを避けられるため、とても効率のよい経営が行えると言えます。
まとめ
残念ながら、現在では一つの企業に長年勤めあげることが難しい時代になってしまいました。40代、50代となってリストラに遭う可能性もゼロではなくなってきてしまったのです。もし脱サラした後に働くとしたら、どのように働くことができるでしょうか?
独立し、開業する人が増えている人が増えている傾向にある今、失敗しにくい業種はいくつかありますが、掃除ビジネスもその一つです。低コストではじめられ、どこでもでき、ニーズや将来性がある業界です。経営していく上で、どのような形態が自分にあっているか、独立後に失敗しないためによく調べてから独立しましょう。